作曲家としての目黒氏を表す1枚
5点中4点
アレンジCDという事で、「ゲームで流れていたあの曲が新たな姿となって蘇る!」というのが一般的なお勧めポイントなのかもしれませんが、個人的には別の部分が気になりました。
それは「単体の音楽商品として作られている事」です。
オリジナル版では、やはりゲームのBGMとして配慮されている印象を受けたのですが(リピート前提ですし)、本作ではそれぞれの曲が一つの作品として完成されていると思います。起承転結がしっかりしているというか。
また、歌詞付きの曲が多く採用されている点も嬉しいです。やはり『P3』でインパクトを受けたのは、スキャットやラップの多様でしたので。いずれのヴォーカルも声質が良く、クールにスタイリッシュに、そしてパワフルに歌い上げています。
惜しむべくは、一部の曲が「単に音を厚くしただけ」に聴こえてしまった点でしょうか。目黒氏もライナーノーツの中で仰っていた「アレンジのアレンジ」の曲の他、所々でそんな印象を受けたので。
そんなわけで☆1つ減点ですが、ゲーム未プレイの方はもとより、普段はJPOPしか聴かないような方にもお勧めできる稀有な作品です。気になった方は是非とも。